こんなお悩みありませんか?
「ブログを始めたいのに、コンセプトが決まらなくて手が止まっている」
「“これで本当にいいのかな…”と不安になって、なかなか書き始められない」
ブログ初心者がぶち当たる壁のひとつが「コンセプト決め」ではないでしょうか?
ブログ初心者が最初からコンセプトを完璧に決めることはなかなか難しいです。
そう思いますよね。
そして決まらない状態が続くとモチベーションが下がり、「ブログやめようかな」という気持ちになってしまっていませんか?
でも実は、
「仮のまま始めて続けた人」の方が、結果的にうまくいっています。
この記事ではこんなことがわかります。
・コンセプトを決めるうえでの3つのポイント
・続けられる人が共通してやっている3つの習慣
・完璧でなくてもOK、大事なのは継続すること
ブログコンセプトでお悩みの方の、参考になれば嬉しいです。
そもそもコンセプトとは?

コンセプトとは何を表すもので、なぜ重要なのでしょうか?
それは、コンセプトとは商品やサービスの核となる考え方や方向性の指針となるものだからです。
「誰に」「どのような未来を届けるか」「どのような価値を届けるか」という商品の存在意義を明確にするもので、全体の設計やコンテンツ作成の指針となります。
・誰に向けて何を発信するのかぶれやすい
・何となく書いても読者に刺さらず、収益化もしづらい
・軸が明確になっていないのでどんな記事を書くか迷う
ブログメディアの存在意義はずばり「お悩み解決」です。
人は、何か調べるため、悩みを解決するためにWeb検索します。
何か悩みを持った人がWeb上で調べ、解決方法を探す。
これは世の中の商品・サービスすべてに共通することです。
だからこそ読み手目線になって
人の悩みを解決してくれる商品は売れますよね。
ブログ運営も同じことが言えます。
①誰に
②どのような未来を届けるか
③どのような価値を届けるか
これらをより具体的に決めていきます。
コンセプトづくりの3つのポイント

今からご紹介する3つのポイントを「具体的に言語化できるか」どうかで、読者に刺さるコンセプトになるかどうかが決まります。
誰に|ペルソナ設定
「誰に」は「ペルソナを設定すること」です。
ペルソナは、ターゲットと一緒にして考えられがちですが、ペルソナは詳細なユーザー像であるのに対し、ターゲットは「20代女性」などの大きなくくりのユーザー層になります。
名前、年齢、性別、職業、役職、経歴、年収、居住地、趣味、バレーボール、特技、価値観、家族構成、ライフスタイル、よく利用するSNS・・・など、リアリティのある詳細な情報まで設定を行います。
【例:ターゲット】
●女性
●30代
●ワーママ
【例:ペルソナ】
●名前:
●年齢:30代
●性別:女性
●職業:会社員
●年収:300万円
●居住地:福岡
●趣味:テレビ鑑賞、クロスステッチ
●特技:
●価値観:子供が一番大事
●家族構成:夫、子ども2人
●ライフスタイル:休日は家族でお出かけ
●よく利用するSNS:Instagram
まずペルソナになりうる人を理解することから始めましょう。
大事なのはペルソナの気持ちを深く理解することです。
・たった一人の顔が思い浮かぶまで絞り込んでいく
・都合のいい人は作らない
どのような未来を届けるか|ベネフィット
設定したペルソナに対して、次の3つのステップを使って「どのような未来を届けるか」を考えます。
①ペルソナの悩みを100個考える
②どのような未来だったら悩みを解決できるかを考える
③具体的に言語化する
ポイントは、
ペルソナが共感できるストーリーを作成すること。
ペルソナが課題解決できるベネフィットを提示すること。
ベネフィットとメリットは混同されがちですが、メリットは長所・利点であることに対して、ベネフィットは”メリット”を利用することでどう変わるか(どのような価値・恩恵を得られるか)です。
具体的にロボット掃除機を例に違いを見ていきます。
メリットとベネフィットの違い
(例)ロボット掃除機
- メリット:家事の手間が省けて時短になる
- ベネフィット:時短になり家族との時間を過ごせる
どのような未来を届けるかが明確になっていると、軸がぶれることがなくなります。
どのような価値を届けるか
ペルソナに提供する未来のストーリーが決定したら、最後にそのストーリーに辿り着くために必要になる価値提供を考えていきます。
価値提供には3つの種類があります。
「お客さんがそれを通じで何を得るのか?」を考えるためのフレームワークです。
①機能的価値:役に立つ、便利、問題が解決する
商品やサービスが「実際に何かをできる」ことによる価値
②感情的価値:嬉しい、楽しい、安心する、共感できる
商品やサービスを通して「気持ちが動く」価値
③自己表現的価値:自分らしさ、理想の自分を表現できる
商品やサービスを通して「自分はこういう人だ」と表現できる価値
自分が提供しようとしている価値はどの種類の価値なのかを考えます。
続けられる人がやっている3つの習慣

ここでは、続けられる人がやっている3つの習慣についてご紹介します。
よい習慣は人生に良い影響をもたらします。
成功している人の習慣を真似して、自分の生活に取り入れていきましょう。
コンセプトは「仮でいい」と割り切る
「コンセプトを決めなきゃ…」と悩んで、なかなか最初の1記事が書けない。
「最初からいいものを作ろう」として、一つの記事を書くのに何カ月もかかっている。
そんな時こそ、”仮”で始めるのが一番の近道です。
私も最初のうちは「ああでもない、こうでもない」と悩み、書いては消してを繰り返してなかなか始められずにいました。
しかし、初心者のうちはどうしたって完璧につくることはできないし、いくら考えても自分の中には完璧な答えはありません。
完璧な答えを出してから始めようとすると、いつまで経っても動けないのです。
「記事を公開して反応を見つつ軌道修正していく」
成長スピードの速い人が行っている方法です。
最初のうちは、6割の完成度でどんどん次に進めていくことを意識しましょう。
書きながら振り返る時間を作っている
ブログを続けている人ほど、「振り返り」を自然に習慣にしています。
そこで、”毎週30分だけ「ブログノート時間」を取る”をおすすめします。
書いた記事を読み返しながら、「どんなテーマが書きやすかったか」「どんな気持ちで書いたか」をメモするのです。
たとえば「失敗談をベースにした記事は手が止まらなかった」ことに気づき、「経験から学びを書くスタイル」が自分に合っていると発見。それ以降、ブログの軸が自然と定まる。なんてこともあります。
書くことで、自分の得意やすきが”見える化”されていく。
そのためには”振り返りの習慣”がとても大切なんです。
目的を”成長や発見”に置いている
「アクセスが伸びない」「誰も見てくれてない」
始めたばかりの頃は、そんな焦りに襲われがちです。
数字を気にするのではなく、「自分の変化」に着目してみませんか?
・何を書けばいいか分からなかった自分が、記事を5本も公開できた
・知らない人から”共感しました”と言われた
・「やってみたら意外と楽しい」と思えた
そんな風に、”書くこと”そのものを価値として捉えている人が、結果的に続いています。
「昨日の自分より成長しているか」「やっていて楽しいか」を基準に、どんどん記事を書いていきましょう。
最後に

ブログを始めて多くの人が直面する「コンセプトが決まらない」という悩み。
完璧なコンセプトを作ってから始めなくても大丈夫です。
まずは仮でスタートして、書きながら整えていく方が、長く続くブログになります。
そして「6割の完成度」を意識すると、次に進めやすくなりますよ。
大事なのは手を止めないこと。
手を止めずに進めれば、その先に見えてくるものがあるはずです。
今日から「仮でいいから書いてみよう」と、1歩を踏み出しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。