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「4歳が登園時泣く…もう限界!」でも大丈夫|実は“成長の証”だった理由と接し方

ワーママにとって朝は戦争ですよね。
子どもの支度を済ませ保育園まで無事たどり着いた!と思っても、
今度は泣いて泣いてなかなか離れてくれない。
保育園の先生になんとか引き取ってもらって毎回遅刻ギリギリで出勤。

こんにちは。
4歳と2歳の子ども育てているワーママ”えびまる”です。
子どもは登園時泣きますよね。
我が家の子ども2人はどちらも泣くときは泣くのですが、特に4歳の長女の泣きが一時期ひどかったんです。

お別れの時には「抱っこして」から始まり、
「先生のそばに行って」と言われて行ったのに離れない
お友達が「遊ぼう」と寄ってきてくれたのに離れない
やっと抱っこから降ろして離れようとすると服の裾をつかんで離さない
やっと手を離した一瞬のすきをついて、さっと離れたら大号泣。
追いかけようとするのを先生に止められるわが子。後ろ髪をひかれながら職場へ急ぐ。

他の子はすんなりバイバイしているのに、うちの子だけ泣いている。
「4歳になったのにまだ泣くの?大丈夫?」「もしかしたら自分の関わり方や声掛けに問題があるのかも」と思いました

でも結論を言うと、4歳の成長特徴を知ればなにも心配することはありませんでした
実際にあんなにひどかった4歳の長女の大号泣も、今では自分からすんなりバイバイしてくれるようになりました。
「今までの大号泣は何だったんだろう…」というくらいにガラッと変わったのです。

この記事でわかること

・4歳の成長特徴
・泣く=愛情不足/発達の遅れではない
・登園時のぐずり対策6選

私の体験談も併せてご紹介していきます。

私も「なんでうちの子だけ…」と悩んだ一人でした。
この記事が、子どもの登園時の大号泣に悩んでいるあなたの解決のきっかけになれたら嬉しいです。

朝泣いてしまうのはどうして?

4歳になると出来ることが増えますよね。

・大人の話を大体理解している
・一人でトイレも行ける
・お菓子の袋も自分で開けられる
・ごっこ遊びをしていると大人に色々指示してくる
・絵もいきなり上達した(それまではぐるぐる書きなぐるだけだったのにいきなり、人を描くようになった)

子どもの成長を感じる一方、登園時に大号泣されたら「え?なんで?」と思いませんか?

私自身子どもが3歳くらいまでは「泣くのは普通だよね」と何も気にしていませんでした。
でも4歳になり多くの成長を実感する日々。
だからこそ登園時にイヤイヤされると大丈夫かなと心配に。

でもそれは、4歳の発達が関係しているからなのです。

4歳の発達特徴

4歳になると認知能力が大幅に向上します。

全身のバランスをとる能力が発達し、体の部分がかなり自分の意のままに使えるようになり、体の動きが巧みになる。また、各機能間の分化・統合が進み、話をしながら食べるなど、異なる二種以上の行動を同時にとるようにもなる。このような過程をたどりながら、全体として一つにまとまり、自我がしっかりと打ち立てられ、自分と他人との区別もはっきりしてくる。

自分以外の人やものをじっくりと見るようになると、逆に見られる自分に気づき、自意識が芽生えてくる。したがって、今までのように無邪気に振る舞うことができない場面も生じる。また、目的を立てて、作ったり、描いたり、行動するようになるので、自分の思ったようにいかないのではないかと不安が生じたり、辛くなったりするなど、葛藤を体験する。

厚生労働省:保育所保育方針より抜粋

自意識が芽生え、自分と他の人の区別がつく、他者の気持ちを理解するようになります。
しかし、これらの認識があるとき突然、完璧なものになるわけではありません。
4歳はその成長途中なのです。
そこには不安・戸惑い・葛藤が起こり、感情のコントロールがうまくできないことがあります。

「自分でやってみたい」ことと、実際にうまくできることには当然まだまだギャップがあります。
生まれて4年しか生きていないのです。イライラしたり戸惑ったりの連続でしょう。
それが急に、癇癪を起したり、泣いたり、反抗したり、甘えたり、という行動に繋がるのです。

その現象は「4歳の壁」と呼ばれています。

えびまる
えびまる
私は今回調べてみて「4歳の壁」という言葉を初めて知ったのですが、4歳は多くのパパママが戸惑いを感じている年齢なんですね。

性格・経験による個人差がある

登園時に泣いてしまうかどうかは、個人差が大きいです。

繊細な性格だったり、不安な気持ちを持ちやすいお子さんもいます。
兄弟・姉妹間でも「意外と妹の方が泣かずに登園している」など、性格の違いがあったりしますよね。

家族以外の人と接する機会が少ないお子さんは、新しい環境に対する不安をより感じやすい場合もあります。

保育園で何かあったかも?

もしかしたら、保育園で何らかのきっかけがあった可能性があります。

園生活でちょっと苦手なことや嫌なことがあったり、お友達とケンカしたりなど。

保育園の先生と連携し、子どもの様子を気にかけておく必要があります。

泣く=愛情不足/発達の遅れではない

子どもが泣いていると、「どこか痛いのかな?」「悲しいのかな?」と不安になりますよね。

また、他の子より泣くことが多いと、「愛情が足りていないのでは」と考えがちです。

でも、「子どもの泣く」はマイナスなものだけではないのです。

泣くはコミュニケーションの一つ

言葉が話せない赤ちゃんの頃は泣くことがコミュニケーションとなることはわかりますが、4歳は言葉が話せるのに?と思いますよね。

4歳は自分の感情や状況を少しずつ言葉にできるようになる時期ですが、”伝える言葉の引き出し”はまだ未熟で、自分の気持ちを言葉で表現することがうまくできない場面があります。

その結果、「泣く」で気持ちを伝える場面は多く、泣くのは「気持ちを表すひとつの手段」なのです。

個人差はありますが、おおむね6歳ごろまでは「”泣く”はコミュニケーションの一つ」と考えておいた方がよいでしょう。

泣くは成長の証

自立心が強い子ほど葛藤で泣くこともあります。

「しようと思ったのにできなかった」
そのギャップにイライラしたりモヤモヤしたり。

知能・感情が発達してきたからこそ、「パパ・ママと離れたくない」「園で気を張って疲れる」と感じて泣くこともあります。

”繊細な感受性”や”こだわりの強さ”が原因なことも多いです。

”朝だけ泣く”は親を信頼している証拠

実は、パパママが行ってしまえば、ケロッとしている子は多いんです。

これは、経験されたパパママは多いのではないでしょうか?

私も実は何度も経験しています。

4歳の娘が、朝バイバイするときに泣いていたので、お迎えの時先生に

えびまる
えびまる
あの後どうでしたか?楽しく過ごせていましたか?

と聞いてみると、

園の先生
園の先生
給食もたくさん食べて元気に過ごしていましたよ
えびまる
えびまる
・・・

おそらく、
パパママの前でだけ泣くのは、「甘えても受け止めてくれる」と信頼しているからこそなのではないでしょうか?

だからといって、毎回泣かれては困りますよね。

登園時のぐずり対策6選

登園時に泣く子に対して、具体的に解決方法をご紹介していきます。

①先生と連携をとる

まずは先生に園での子どもの様子を聞いてみるのがいいでしょう。

「今日は○○して遊んでいましたよ」
「○○がうまくできて誇らしそうでした」

など、子どもの様子をしっかり見てくれている先生がいるはずです。

先生は多くの子供たちを見ている保育のプロですから、良いアドバイスをもらえたり、子どもに対しても声掛けをしてくれたりします。

先生との連携を密にとっておくと、お子さんの園生活を積極的に教えてくれるようになりますよ。

②子どもの気持ちを受け止める

まずはお子さんの気持ちをそのまま受け止めましょう。

受け止め共感することで「自分の気持ちをわかってもらえてる」と安心します。

「保育園楽しいよ」「お友達が待っているよ」とこちらから畳みかけるように言うと、逆効果になる場合があります。

「嫌だ」「行きたくない」と言っているとき
→「嫌なんだね」「行きたくないんだね」とオウム返しをします。

泣いているとき
→「泣きたいんだよね」など、なるべく事実をそのまま言葉にして伝えることがポイントです。

1番最初にすることはとにかく「子どもの気持ちを受け止める」です。

③パパママが心の余裕をもつ

子どもはパパママの気持ちを敏感に感じ取ります。

急いでいて「もう早くして」というイライラした気持ちでいると、子どももイライラしたり不安な気持ちになります。

パパママが心の余裕をもって送り出すことが、お子さんが泣かないで登園する一つの方法かもしれません。

④保育園で過ごす楽しいことをイメージさせる

お子さんの気持ちを受け止めたうえで、前向きな言葉かけをしてみましょう。

「今日は保育園で何して遊ぶの?」
「今日は水遊びがある日だね。楽しみだね」
「今日のお迎えはパパママ2人で行くよ」
「保育園から帰ってきたら一緒にお料理をしようね」

この先に待っている楽しいことを想像させると、楽しい気持ちになって気持ちの切り替えがスムーズにできます。

⑤ルーティンを作る

バイバイのルーティンを作るといいでしょう。

「ぎゅっとしてからバイバイする」
「ハイタッチしてからバイバイする」

ルーティンを決めると、子どもの心の準備ができて泣かずにバイバイできるようになります。

⑥帰宅後は子どもに今日の出来事を聞いてみる

保育園で一日頑張ってきたお子さんから、今日の出来事を聞いてみるのはいかがでしょうか。
ほんの5分でも10分でもいいです。
時間を作って子どもの話を聞き、頑張ったこと・成長したことをたくさん褒めましょう。

「今日は何して遊んだの?」
「今日の給食は何だった?」

など、他愛のない会話から始まり、前より成長した点を見つけて褒めます。
すると子どもは自信をもって園生活を送れるようになるでしょう。

私の経験談|4歳の長女について

冒頭でも述べましたが、私は4歳の長女が”バイバイ”の時に大号泣することで、最近まで悩んでいました。

周りの子どもたちは我が娘のように大号泣していない。
「他の子と何が違うのだろう?」「私の接し方が何か良くないのだろうか?」と思ったりもしました。

その時に私が意識してやった3つのことがあるのでご紹介します。

①園の先生に相談してみました。

すると先生は、ルーティンを作ったらいいですよと教えてくれました。

今までは娘に言われるがままに抱っこして、離れてくれるまでウロウロして、最後は先生に無理やり引き渡して行くというのがいつもの状態でした。

さっそく別れる際にルーティンを4つ作りました。

①まずは抱っこする
②6秒くらいぎゅーと抱きしめる(あまり長すぎると離れがたくなるそうなので長すぎない程度で)
③くるりんぱする(親子で手をつなぎ、子どもは逆上がり のように大人のひざを登り、おなかの方まで登ったら 「くるりんぱっ!」 と弾みをつけ て回転する)
④門のところで振り返る(娘の部屋から門が見えるので)

えびまる
えびまる
正直ルーティンありすぎですよね

実のところ、効果はあまり感じられませんでした。

なぜなら、
・ルーティンが多すぎて逆に「もっともっと」となってしまったこと
・子どもにルーティンが定着する前に子どもの大号泣問題が解決してしまったからです。

②ママの気持ちを話してみる|園での”バイバイ”の時にどう思っているか

ルーティン作戦をし始めて少し経った後、”登園時に泣くことについて”子どもとちゃんと向き合って話したことがなかったと気付きました。

子どもには「なんで泣いちゃうの?」と聞いてはいたけど、ママの気持ちを伝えていなかったのです。

そこで、ママが感じていることを子どもに伝えることにしました。

園で”バイバイ”するときに○○ちゃんが泣いていると、ママは悲しい。
お仕事してても○○ちゃんが保育園で楽しく過ごしているか心配になる。
ママは○○ちゃんと笑顔でバイバイしたいな。

この話をした翌日、園で娘が大号泣せずに”バイバイ”することができたのです。

私はすごくびっくりしましたが、すかさず「すごい!」と褒めまくりました。
先生も、その後娘と話をして「できたね」と褒めてくれたとのことです。

それが娘の自信につながったのか、それ以降は引き渡し時間ゼロで自分から「バイバイ」をしてくれるようになりました。

本人も嬉しいようで、私が教室を離れてからちらっと振り返ると、先生とハイタッチをしている姿がありました。

それを見て私は、より一層嬉しい気持ちになりました。

それと同時に、
③余裕のある朝は、早めに登園することにしています。

そうすれば、途中で子どもが何かに興味を持って寄り道しても、寛大な心で対応できます。

難しい日もありますが、出来るだけ「急いでるんだから早くしてよ」を表に出さないように心がけています。

まとめ

4歳が登園時に泣いてしまう原因と対処法についてご紹介してきました。

4歳になって急に出来ることが増えたからといっても、まだまだ成長途中で子ども自身、戸惑いながら成長しているのです。

これは4歳に限った話ではなく、小学校・中学校に進学していっても同じだと思います。

各年齢での子供の成長の特徴を大人がしっかり理解して対応するということが、とても大事だと感じました。

つい日々の忙しさで後回しにしがちですが、子どもの成長についてゆっくりと考える機会を設けていきたいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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えびまる
2人の子どもを育てるワーママ|自分に合った働き方を模索中|「在宅副業+パート」を目指し勉強中|えびが好き