在宅ワークを始めると、自身のプロフィールだったり、文章を作ることが多くなります。ライティングの壁に直面しますよね。
こういうお悩みをお持ちの方は、最初の興味付けをしっかりとできていない可能性があります。
興味付けとは、タイトルまたは文章の冒頭部分に欲望をくすぐる言葉を入れることです。
人の欲望・感情を刺激する方法のひとつに、「GDTの法則」というコピーライティングの法則があります。
GDTの法則を使えば、読み手の欲求を刺激する文章が書けるようになります。
ライティングはすべての業務に通じるものです。
読んでもらえる文章を目指しましょう!
GDTの法則とは?

GDTの法則とは、人が叶えたい欲求を次の3つのレベルで表したものです。
Goal:目標
Desire:欲望
Teaser:本性
3つの頭文字をつなげて、日本では「GDTの法則」と呼ばれています。
GDTの法則は、世界的に有名なダイレクト・レスポンス・コピーライターであるマイケル・フォーティン氏によって考案されました。
マイケル・フォーティン氏は、GDTの法則以外にも、セールスコピーの文章モデルを公式化したQUESTフォーミュラなど、他にもコピーライティングに関する法則をたくさん発表されています。
GDTの欲求の種類

目標・欲望・本性、それぞれに3つずつ欲求の種類があります。
そのため、「3×3(スリーバイスリー)ヘッドラインルール」とも呼ばれています。
Goal
Save Time(タイム)時間をかけたくない
Save Effort(エフォート)努力をしたくない
Save Money(マネー)お金を使いたくない
Desire
Greed(グリード)富や名誉尾が欲しい
Lust(ラスト)愛が欲しい、性欲を満たしたい
Comfort(コンフォート)快適でありたい、
Teaser
Scarcity(スケアシティー)希少性のあるものが気になる
Curiousty(キュリオシティー)好奇心を掻き立てられるものが気になる
Controversy(コントロバーシー)反社会性、禁じられたものが気になる
GDTの欲求の強さ

GDTの法則には強さの順番があります。
欲求のレベルは、Goal(目標)< Desire(欲望)< Teaser(本性)の順番で強くなります。
- 目標:人は誰しも時間やお金をかけずに、楽をして物事を達成したいと考える
- 欲望:そして、時間・お金・労力をかけてでも、富や愛や快適さを求める
- 本性:さらに、希少性の高いものや好奇心をくすぐるものに弱い性質をもっている
キャッチコピーの例をあげてみていきましょう。
Goal
3つの欲求の中では理性に近いので一番弱い欲求とされています。
Save Time(タイム)時間をかけたくない
「これさえ読めばOK、わずか1ヵ月で資格合格間違いなし」
Save Effort(エフォート)努力をしたくない
「毎日10分聞くだけで英語が話せるようになるCD」
Save Money(マネー)お金を使いたくない
「飲むだけで痩せるサプリ500円」
Desire
人が持っている本能的な欲求なので、「手に入れたいかどうか」で悩むことはありません。
Greed(グリード)富や名誉が欲しい
「年収1000万円を目指す資産形成術」
「インスタ映えする写真の撮り方」←承認欲求も欲望に分類されます
Lust(ラスト)愛が欲しい、性欲を満たしたい
「3カ月で恋人を作る方法」
Comfort(コンフォート)快適でありたい
「医者が教える最高の睡眠術」
Teaser
人間として生まれてしまったからには、この欲望には逆らえません。
つい見てしまう抗えない魅力があります。
Scarcity(スケアシティー)希少性のあるものが気になる
「限定10組プレゼント」
Curiousty(キュリオシティー)好奇心を掻き立てられるものが気になる
「絶対に人には教えたくない○○の秘密」
Controversy(コントロバーシー)反社会性、禁じられたものが気になる
「○○だけが知る○○の裏側」
最後に
GDTの法則を知った今、世の中の広告を見てみると、このGDTの法則を意識したものがたくさんあることがわかりますよね。
セールスコピーの中に「GDTの法則」の9つの欲求を自然に含ませることで、人の心を動かす魅力的な文章にすることができます。
まずは、世の中にあふれるセールスコピーを一つ選んで、
どの欲望を刺激しているのか紐解いていくと面白いですよね。
最後までお読みいただきありがとうございました。